カルビーとは

カルビー株式会社は、1949年に松尾糧食工業株式会社として広島で設立された。1955年社名をカルビー製菓株式会社に変更した。その際、カルビーとなずけた理由は創業者が当時戦後復興に合った日本で、栄養価の高いお菓子作りを目指しており、カルシウムとビタミンB1の名前の頭を取り、カルビーと命名した。1964年にカルビーの大ヒット商品「かっぱえびせん」が発売されました。1973年には本社を東京に移転し本格的に全国への展開が始まりました。その後、ヒット商品「ポテトチップス」や「じやがりこ」などを発売し、そのほかにもロングセラーのスナック菓子を発売し続けて、名実ともに国内スナック菓子の最大手メーカーの一つとなりました。

カルビーポテトチップスのじゃがいも

カルビーポテトチップスに、使われているじゃがいもの生産地と言えば北海道と答える方がほとんどだと思います。実際には、北海道から鹿児島まで、1道8県から、130戸の専属契約生産者からじゃがいもを仕入れています。また、生産工場は、創業をした広島工場をはじめ、北海道千歳工場、新宇都宮、東松山、湘南、鹿児島などを含め1道7県にわたり9つの工場で加工しています。使われるじゃがいもの量は、国内で生産される加工用じゃがいもの半分に相当する、年間二十四万トンに上り「ポテトチップス」になっているのです。これほどのじゃがいもを必要とする理由は、すべてのじゃがいもが、製品化されるのではなく各地の畑ごとに収穫したじゃがいもをコンテナごとに厳しい検査を行い、製品としての品質基準に値するじゃがいもを使用しているからです。

ポテトチップスになれるじゃがいも

カルビーのポテトチップスになれる、じゃがいもの厳しい審査を通る品質基準とは、でんぷんの含有量が多いことです。じゃがいもの成分の約8割は水分、固形の部分は残り2割になるのです。でんぷん量が多いと加工する量に影響します。会社の利益と生産者の利益を考えると当然の選択基準です。次に、じゃがいものサイズです。ポテトチップス用の規格に合ったじゃがいもは、60から360グラムに設定されており、小さいものはポテトチップスのサイズに適合しないため規格外はそのほかの利用となります。またサイズの揃ったじゃがいもを作るために生産者側と協力し合いながら切断方法や株間のばらつきをなくす方法などの指導を行っています。次に、不良品のじゃがいもを限りなくゼロにすることです。じゃがいもは、傷に非常に弱く一部分が腐敗すると伝染してしまいます。それを抑えるために防除法や収穫機械の講習を開いています。最後に、チップカラー(ポテトチップスの色)の良さです。当然商品としては明るい方がいいのですが、これはじゃがいものブドウ糖の濃度に関係しています。極力濃度を低くするように低温貯蔵の管理の仕方には非常に気を使っています。

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